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格調高い日本画の挿絵が美しい、レトロな日本の昔ばなし絵本

どうして、今までこんな素晴らしい日本の昔ばなし絵本を知らなかったのだろう、と悔しい(?)気持ちになったのが、全20巻ある『新・講談社の絵本』シリーズ

戦前に発行されていた絵本の復刻版だそうで、どの本も日本画の大家の先生方の手による絵画が惜しみなく挿絵として使われています。溜め息が出そうなほど、細部まで丁寧に描きこまれた素晴らしい絵に圧倒され、これまでに私も5冊の絵本を手に入れました。

その1つが『猿蟹合戦』(さるかにがっせん)。

猿蟹合戦 猿蟹合戦
井川 洗涯

講談社 2001-06
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この絵本のスゴいところは、登場人物の「さる(猿)」や「かに(蟹)」、「はち(蜂)」「くり(栗)」「うす(臼)」が、全て、首から下は人間の格好をして擬人化されているところ。

特に「蟹」と「蜂」などは、その描き方に最初ビックリします。(でも、意外と子どもは違和感無く受け入れていたようです。)

更に意表をついたのは、悪賢い猿を退治しに行くときに、「かに」「うす」「はち」「くり」が全て鎧を身に着けていたこと。確かに、猿に渋柿を投げつけられた親蟹の仇を討ちに、子どもの蟹が仲間達と一緒に猿の家に向かう訳なのですが、その挿絵を見て、「ああ、まさにこの話は、親の仇を討ちにいく武士の仇討ちが題材の話だったんだ!」と思いました。

今まで、意地悪い猿をこらしめる話、という程度の認識だったので、「さるかに合戦」の「合戦」の意味を深く考えたこともなかったのですが、まさに、武士の仇討ちの「合戦」だった訳です。

さすが、名うての日本画家が描いただけあって、挿絵によって、このむかし話の奥深さをまざまざと思い知らされた思いでした。

それにしても、戦前に、こうした素晴らしい珠玉の名作絵本が存在していたことが驚きそのものです。

他にも、気に入ったのは、「ねずみの嫁入り」(『鼠の嫁入』)の話や、「舌切りすずめ」(『舌切雀』)の話。

ねずみの娘や、すずめのお宿にいるすずめ達の着物姿が艶やかで美しいです。

本当に贅沢な絵本。ハードカバーでないのが、やや残念・・・。

漢字かなまじり文ですので、幼稚園児以上が対象かな、という気もしますが、小さい子でも、十分挿絵の絵の素晴らしさだけで楽しめる絵本ではないかと思います。

ちなみに、他にも購入した絵本は、以下のもの。『桃太郎』、『一寸法師』、『かぐや姫』、『浦島太郎』は、すでに他の出版社の絵本を持っていたので、泣く泣く諦めましたが、こちらも素晴らしい挿絵でした。

舌切雀 舌切雀
鴨下 晁湖

講談社 2001-07
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鼠の嫁入と文福茶釜 鼠の嫁入と文福茶釜
米内 穂豊 千葉 幹夫 石井 滴水

講談社 2002-04
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かちかち山 かちかち山
尾竹 国観

講談社 2001-05
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花咲爺 花咲爺
鰭崎 英朋

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くみがみ・こぐま会オススメ其の2

Kumigami2 3学期の終わり頃、ムスメが「お仕事」で作ってきた作品が、短冊を編み込んだ右の紙製バッグ。

縦にそうめん状に切った紙に、色違いの短冊の紙を、上・下・上・下・・・と編み込んでいく、こういう編み込みのことを正式になんと言うのか、私もよく知らないのですが、『こぐま会』のオリジナル教材に『くみがみ』という製作セットがあり、この春休みに家でやるのに丁度良いな~、と思って、買ってみました。

Kumigami3 購入したのは、『くみがみ』(中級)。840円(税込)。対象は4歳児~。短冊の太さがやや太めになっている、初級編もあります。

中には、練習用台紙とともに、3枚の作品セットが入っていて、できあがったら、塗り絵も楽しめるようになっています。

Kumigami1 編み込みの方法は、さすがに幼稚園でやっているだけあって、私の方から特にお手本を見せなくても、さっさとムスメは作り始めていました。が、途中から編みこんできた短冊がズレてきやすいため、仕上げにはやや手こずる、といった状態。

やはり初めて取り組まれる場合は、年齢にかかわらず、まず、初級あたりから始めた方が良さそうです。

また、「くみがみ」には、少々しっかりした紙質の方が向いているようですので、残念ながら、折り紙ではやりにくいのでは、と思います。そういう意味でも、こうした「くみがみ」セットは有難いですね。

欲を言えば、3セットでは物足りない感じ。できれば、5セットぐらい入れて欲しかったな・・と。

こうした手先を使った紙工作などは、『こぐま会』の資料によると『手先の巧緻性』に有効なんだそうです。

そもそも、手先の『巧緻性』の正確な意味が、よく私には分からないのですが、きっと、精度高く器用にこなす能力を養うことにもつながる、という意味なんでしょうね。

お受験対策だけではもったいない!自宅でも、モンテッソーリ流の工作を子どもと楽しみたい方にも、ぜひオススメしたいです。

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立方体つみ木・こぐま会オススメ其の1

紀伊國屋書店や、三省堂書店などの大手書店の店頭で『こぐま会』のオリジナル知育教材・幼児教材を目にされた方は、多いのではないでしょうか?

この3月には、近所にある『三省堂書店 下北沢店』でも、児童書・絵本コーナーの一角で取り扱いが開始され、「こんなところにまで、小学校お受験の教材が・・・」と正直なところ驚いています。

『こぐま会』といえば、知る人ぞ知る、恵比寿に拠点を置く有名お受験塾。そのお教室で使われている、オリジナル教具が近所の書店の店頭でも手軽に買えるようになったことは、ある意味で朗報かもしれませんね。

実は、先月、久しぶりに訪れた実家近くの啓文堂書店でも、偶然、この『こぐま会』の教具を見つけて、試しに買ってみたんです。

8_pieces_of_block1 8_pieces_of_block2

 『立方体つみ木』1,260円 3歳から)と、ひとりでとっくんシリーズのテキスト『8このつみき』630円 4歳から)です。

『立方体つみ木』は、3cm角の白木の積木が8個セットになっています。ちょうど手頃な白木の積木が欲しかったので、「これはいい!」と思って飛びついて買ってしまいました。

そして、ひとりでとっくんシリーズのテキスト『8このつみき』は、この立方体の積木8個を使って構成する積木の見本帳。

早速、家で、この見本帳にある形を、8個の立法体積木を使って作らせてみました。約1ケ月近くかけて、1日1枚の割合で作らせてみたんですが、子どもも、見本帳の絵が大きく分かりやすいせいか、それほど難儀せずに面白そうに積木を動かして形づくっていました。

本当は、「基本形」と呼んでいる上下4個ずつで構成された立法体の形から、それぞれ1~3個の積木を動かした上で、見本帳の形どうりに作らせる方が、図形で大切な、全体と部分の関係を捉えるのに良いのだそうですが、それはまだちょっと難しそうでしたので、とりあえず、今回はバラバラにしたところから積み上げさせてみました。

このボリュームの割りには、それ程お高くない値段なので、お得な気がします。

『こぐま会』のオリジナル教具・教材には、他にも良さそうなものが結構あったので、また随時、ご紹介してみたいと思います。

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『頭が良くなる絵本の読み方』とは?

東京・国立にある『あすか会』をご存知でしょうか?有名小学校への驚異の合格率を誇る、いわゆるお受験塾ですが、特筆すべきなのは、そこでは、絵本による徹底的な読書指導がなされていることです。

私が、『あすか会』という名前を知ったのは、3~4年前に妹が正規購入していた『家庭保育園』から配布されていたあるレポートでした。そこには、『あすか会』で学んだ子ども達の様子などが記されていて、衝撃を受けた妹が、「お姉さん、ぜひ読んでみて。すごいよ。」とそのレポートのコピーを送ってくれたのがきっかけです。

それ以来、『あすか会』という名前を聞く機会は無かったのですが、久しぶりに、その『あすか会』の読書指導の様子が克明にレポートされた文献に出合いました。

頭が良くなる絵本の読み方 頭が良くなる絵本の読み方
西村 健

講談社 2004-12-17
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この本の著者は、自身のお子さんが産まれたのをきっかけに、息子さんへの効果的な絵本の読み聞かせをどうしたら良いか、という思いから、さまざまな読み聞かせ達人を尋ね歩いてインタビューを行っています。

その一つとして、『あすか会』で実際に行われている読書指導の授業風景がレポートされているのですが、絵本『おじさんのかさ』を題材にした『あすか会』会長の小池会長と子ども達との躍動感あふれるやり取りは、非常にリアルで、私も読んでいて、「なるほど、ここまで文意を内容を深く掘り下げて、子ども達とともに絵本に入り込めれば、子どももますます絵本が好きになるだろうな~」といたく感心、感嘆いたしました。

おじさんのかさ おじさんのかさ
佐野 洋子

講談社 1992-05
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できれば、『おじさんのかさ』を一読された後に、このレポート部分を読んでみられることをオススメいたします。私も、最初はよくこの絵本の良さが分かりませんでしたが、レポートの読後、何度も読み聞かせを重ねているうちに、じんわりとこの絵本の面白さが分かってきたように感じます。

とはいえ、こうした絵本の深読みができるのも、『あすか会』の会長のような一流の指導者なればこそ。

結局のところ、『頭が良くなる絵本の読み方』の結論としては、一般家庭では、子どもが純粋に楽しんでいる絵本の世界に、大人は「頭が良くなるように・・・」などの邪念を一切取り払って、とことん付き合ってあげる、のが一番、とのこと。取り立てて、絶対的なコツやノウハウがある訳ではないので、「あらら・・」と、肩透かしをくってしまったかのような感じを受けてしまうのがやや残念なところ。

でも、巻末にはあすか会』の読書指導で使用されている絵本の年齢別推薦リストがついていますので、これを参考に、また新たな絵本の読み聞かせにチャレンジするのも悪くないのではないかと思います。

私も、このリストを参考に、今また図書館で借りまくっているところです。

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キンダーブックの『シールせいさく』・その他オススメ其の13

幼稚園も春休みに入り、これから毎日、子どもとどう過ごそうか悩ましいところ。そんなときに、こんなシールせいさくを親子で楽しんでみてはいかがですか?

キンダーブックの『シールせいさく570円税込)。フレーベル館の楽天のネットショップ『あ・の・ね・・・・。おもちゃと絵本』で扱っています。

http://www.rakuten.co.jp/anone/743371/519387/#469580

実は、これ、1年間頑張って登園した子ども達へのプレゼントとして、先日催した同じクラスの年少さん親子一同揃っての食事会の席上で、渡してあげたものなんです。

Kinder_book ←中には、○、△、□の3種類×4色(青、赤、黄、緑)のシールと、B4版10枚のシール台紙が入っていて、シールでの造形を楽しめるセットになっています。

値段も手頃ですし、何といっても、モンテッソーリの「お仕事」で、「シール貼り」は皆、大得意。

それで、食事が終わった後に、子ども達に(静かにさせる意味もあって)、やらせてみたところ、嬉々としてシール貼りを楽しんでいました。(といっても、ものの10分後には、子供同士で勝手なお遊びに走っていましたが・・・・。お友達がいるところでは、あまり集中力が続かないようです・・・)。

でも、翌日以降、皆さんに聞いてみると、自宅でも、黙々と子どもがシール貼っていた、とか、小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんのいる家庭では、お兄ちゃん、お姉ちゃんの方がより興味をもって、取り合いになったとか、と、嬉しい報告が続々。皆さんから、「すごく良いもの選んでくれたね。」とお褒めの言葉を沢山頂きました。

正直なところ、年少さんでは、所定の位置にシールを貼るのは得意でも、好き勝手に貼って造形をするのは、若干難しいかもしれません。でも、シールはたっぷり入っていますので、できれば、シール台紙はコピーをしておくと、何度でも楽しめるかと思います。

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ミニアイロン・おうちdeモンテ其の8

モンテッソーリ実施園に子どもを通わせていなかったら、おそらく、「子どもにアイロンがけをさせる」なんてことは、夢にも考えなかったと思いますが、

ムスメの園では、アイロンがけは、大人気の「お仕事」の一つ。毎回、子ども達は、順番待ちをして、競うように、自分のハンカチのアイロンがけを楽しんでいます。

それで、私も子どもの手に合うミニアイロンを購入することにしました。

お手軽便利アイロン お手軽便利アイロン

富士パックス販売
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Miniiron Miniiron2

このアイロン、本当に小さいんです。もともとは、出張や旅行などに携帯できるアイロンのようですね。私は、東都生協のカタログで見つけて購入したんですが、「Amazon.com」でも扱っているようです。

幼稚園の先生にもお見せしたら、偶然にも、幼稚園で使用しているものと同じモノでした。

このアイロンは、通電してから約3分で熱くなりますので、幼稚園では、園児に砂時計で3分計らせて、砂が落ちきったところで、本体横のソケットから電源コードを抜かせて、霧吹きをかけ、自分のハンカチのアイロンがけをさせています。

お陰で、子どもも慣れた手つきで、家でも率先してアイロンがけをしてくれるようになりましたが、説明書にもありますように、ご使用の際には、念の為、お母さんの目の届くところでかけさせてあげてください。

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いじめを乗り越えた感動実話『わたしから、ありがとう』

3月は、卒園式や卒業式で、別れの季節。そんな季節に、ちょっと手にとって欲しい絵本を見つけました。

わたしから、ありがとう。 わたしから、ありがとう。
河原 まり子 中島 啓江

岩崎書店 2006-10
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この絵本を知ったきっかけは、お正月に放映された、『オーラの泉 新春スペシャル』にゲスト出演された中島啓江さんの話です。中島啓江さんといえば、ビッグな体躯で朗々と歌い上げ、ミュージカルでも大活躍されているシンガー。

子どもの頃、いじめにあっていた中島さんに、おかあさんが教えてくれた魔法の言葉「ありがとう」。引越しでお別れする時に、いじめっ子の張本人にも、プレゼントを渡しながら、まっすぐ目を見て、「ありがとう、と言いなさい。」と教えた、お母さんの素晴らしい教え。

その魔法の言葉のお陰で、そのいじめっ子の口から、「ごめんなさい。」という言葉を引き出し、それまでのイヤなこともすべて許せるようになった、という実話にもとづいた絵本なんです。

中島さんの話を聞いた、絵本作家の河原まり子さんからの「ぜひ絵本にさせてください」と申し出から実現したコラボレーション絵本だけあって、主人公の女の子のせつない心情が細やかに描写された文体で、挿絵もカラフルで素敵です。

「いじめ」の話だけに、果たして4歳のムスメにどこまでこのお話の内容が伝わるか、読み聞かせをする前に少々不安だったのですが、読み終わった後に、ムスメの口から、

「おかあさん、ありがとう。ご本を読んでくれて。」という一言が出て、私自身も大きな感動を覚えました。

「ありがとう」という、言葉の大切さを親子ともども、あらためて教えてもらった良本です。

ムスメも、幼稚園に入園してから、優しい友達にもたくさん恵まれていますが、時には、力の強い男の子につき倒されてみたり、キツイ言葉を投げかけられて傷心したり、と、幼いながらもいろいろな人間関係の大変さを体験する機会も出てきました。これからも成長すればするほど、不愉快なことも含めてたくさんのことを経験するでしょう。

それでも、いずれくる別れの季節に、この中島さんのお母さんのように、すべての人に、「ありがとう」と感謝の言葉を言えるような、そして、そんな教えを導くことができるような、親子になれたら素敵だな~、とこの絵本を読んでしみじみ感じました。

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